2014年10月23日木曜日

ネットの在宅ワークのメリットと欠点

日本では男性に比べて女性の賃金が低いですが、中でもシングルマザーの給料は特に安いです。最大の理由は、シングルマザーは子育てに時間を取られるため、長時間働きづらい事にあります。保育所が子供を預かってくれる時間には制限があるので、あまり残業は出来ません。その上、子供は免疫力が低くてすぐ病気になってしまいがちで、仕事を早退したり休んだりしなければならないケースも少なくありません。

このように、シングルマザーは仕事上の戦力として考えにくいため、企業側も積極的に採用しませんし、採用したとしても、給料はかなり安いのです。そんな自由な時間が取れないシングルマザーには、インターネットを使った仕事が適しています。

例えば、クラウドソーシングという在宅ワークが有力候補です。クラウドソーシングとは、企業がネットを介して、不特定多数の人に業務を委託する在宅ワーク制度の事で、ランサーズやクラウドワークスといった会社が有名です。

クラウドソーシングのメリットの一つが、面接が無い事です。上記の通り、一般的な会社はシングルマザーの採用を敬遠しがちですが、クラウドソーシングではその心配がありません。

また仕事は全てネット上でやり取りをしますので、交通費が一切かからないのもメリットです。仕事内容は幅広く、文章作成やデータ入力といった資格不問の簡単な依頼も多いので、手に職が無いシングルマザーでも働きやすい環境になっています。ランサーズやクラウドワークスのサイトでは、登録しないでも仕事の内容や給料を見ることは出来ます。

そして最大のメリットが、自由な時間に働ける事です。育児に多くの時間を割かれるシングルマザーにとって、空いた時間を利用して仕事に取り組めるのは何よりのメリットです。

欠点としては、クラウドソーシングの給料は基本的に安く、1000文字の文章作成しても相場は数百円程度です。スキル次第ですが、時給に直せばスーパーのレジ打ち程度にしかならない事もあります。複数の依頼をこなせばそれだけ収入も増えますが、常に自分の得意なジャンルの仕事がコンスタントにあるとも限りません。

看護師など時給の高い就職を得るまでのつなぎ仕事


同じくネットを使った在宅ワークとしては、自分でホームページを作ってアフィリエイト広告で稼ぐという手段もあります。アフィリエイトはアクセス数が増えれば月収100万円も夢ではないですし、一度作ったページで長期的に収入が得られるメリットもあります。ただし、多くのユーザーを呼び込む事が出来なければ収入には結びつきませんし、特に最初の数ヶ月はまず儲からないという、大きな欠点があります。安くても安定・確実にお金が貰えるクラウドソーシングに比べれば、リスクは高いです。

こうした点を考慮すると、在宅ワークだけでずっと生活していくのは困難です。故に、シングルマザーは看護師のような給与の高い就職を目指すのが王道です。看護師の平均年収は約472万円と、女性としてはかなり高給ですし、日本は慢性的に看護師が不足しているため、資格を取得していればほぼ100%就職出来るというメリットもあるのです。

クラウドソーシングなどの在宅ワークは、あくまで融通の利きやすいつなぎ仕事と考えて、その間に看護師などの資格を得るために努力する事が望ましいです。